薄赤く、

仄赤く

空へ棄て

海へ棄てた

其処で得るものなど

何もなく

只、広がるのは

無よりも残酷な



無よりも曖昧な




今宵もお茶会

さぁ、始めよう。

目をよく開いて

見てごらん。

輝く水の紅い煌めき

輝く炎の蒼い煌めき

怖いものなど何もない

其のお茶会から

戻れるかどうか

其れは誰にもわからない……


晴天。

雲ひとつない空。

隠さず魅せる

太陽の光。

惑わすものは 何もない

真っ直ぐ、真っ直ぐ歩いてごらん

太陽の光 其れ自体が

幻であるとは 気づかずに

何処までも 真っ直ぐ

歩いてごらん


足下から 天に降る

一塊の光

頭上に影を映し出して。

世界を反転させるには

どうしたらいい??

正常な世界 取り戻すには

どうしたらいい??

崩れゆく世界 止めることできず

今日も 足下に光を見る


目の前に在った籠

意識 夢のまま

手を伸ばす

鍵を開けて

ドアを開けて

外に飛び出した

逃ガシチャイケナイ


太陽を食べて

成長する雲

いずれ

光を全て奪い

黒い雨を降らすでしょう

そして

いずれ、この世界は

黒い海に

沈むでしょう

壊したのは誰??

木を倒し

花を枯らし

鳥を狩って

土を掘る

破壊者は誰??

許したのは誰??

赦さないのは、

此の私。



蒼白の月より

もっと 蒼く

『枕の下に夢を隠すの』

君から聞いた秘密のまじない

『大切な夢は枕の下に』

『大切なモノはベッドの下に』

君が見せてくれた夢

赤の他人の一枚の写真

大切なモノの正体は……

黒く染まった、一人の男

それは、写真に映っていた……



晴れた青空を喰らう

たった一つの星のために

青なんて要らない

欲しいのは夜


消えゆくのなら

其れも亦一興

そろそろ

総てに厭きてしまったから

誘いの子守唄を遺して……


染まってしまおうか

黒よりも深く

白よりも"無"に

染まった先に見える世界

其れが僕である保証なんて

要らない




あれも、これも

壊して、壊して

何も残らなくなるまで

壊し続けて

まだ気が付かないの??

最後に壊れるのは

あなた自信なのに


切って

切って

切って、切って……

ようこそ、破滅の道へ


霞がかった三日月の

なんと綺麗なことだろう

影に其の身を喰われた上に

霞がかった三日月の

なんと綺麗なことだろう

喰われても猶、其の身を保つ

霞がかった三日月の

なんと綺麗なことだろう

掴むコトなど到底出来ない

霞がかった三日月の

なんと綺麗なことだろう


冬のある朝から

大切に育てた想い

必死になって水をあげた

朝も夜も

毎日まいにち

必死になって水をあげた

高くたかく育った想い

必死にひっしに育てた想い

春がきたら消えてしまった

そう

其れは氷の想い

どんなに大事に育てても

すぐに溶けて 消えてしまう

過ぎてしまえば

昨日さえも昔になるわ

今、過ぎていった

一秒だって

すぐに昔になってしまうの

昔のことなど

憶えてはいられないわ

私は今を生きたいの

嘘。

本当は………

本当は、

憶えていること出来ないの。

唯一私が憶えているのは

忘れたという、
事実だけ

自分自身の名前さえ

遥か昔に忘れたわ


孤独という名の甘い蜜に

ふと手を伸ばした。

途端、

絡み付く鎖

離れない糸

解けない鎖

離せない糸

もう、此処から出ていくなんて……

無理。


指の隙間

落ちてゆくのは何??

掬い上げようとして消えた

僅かな何かさえ

知ることは出来ない




空を切って

薙がれた剱

其の刄

彼の心打ち砕く為に
目の前に在る

忘れてしまいたいモノ

忘れてはいけないモノ

振り向きざま

笑顔で一言。

『まだ生きていたの??』

嗚呼……

それでも

忘れることは赦されぬ


さまよって

さまよって

死して猶

其処で生き続けるがいい

眠りを妨げるもの

全て隠してしまおう

安らぎを妨げるから

全て隠してしまおう

真実は 暗い闇のむこうに。

君が知ることのない

遠く 離れた世界に。

僕が君を守るから

今は 深い眠りに………。

目が覚めたら

お祝いをしよう。

全て 無に還った

苦しみのない

白い世界で。

君も僕も、白に還った

その先の世界で。



『やっと見つけた』

捕らえられた籠の中に

一枚の紙が落ちている

誰でもいいから

助けて

タスケテ

其の紙に願いを込めて

毎日、毎日祈り続ける

見つめ続ける其の文字が

自分のものだということも忘れて

毎朝、毎夜祈り続ける

温かい

黄色の月を捕まえて

冷たく

銀色に冷やした

表面についた

冷たい雫を唇で掬って

夜空に還しましょう
破滅の波 漂う夜に

月を隠し

星を隠し

雲を隠し

深い眠りを求める


聞こえる

聴こえる

崩れる音。

誰の幸せの為??

どんな幸せの為??

何の幸せのために

私の人生

差し出すの??

崩れてく音

聞こえない??

貴方の幸せも

ほら………

誰かが捧げた

人生かもよ??
電池の切れた時計

動くのは何故??

愛情の切れた心

動くのは何故??

電池の切れた時計

よく見ると、逆回り。

愛情の切れた心

よく見ると、憎悪の海。

原動力を無くしたモノ、

止まった方がまだいいかもね。



約束

約束

何のための儀式??

約束

守れないのなら

私の小指

返してよ……

赤い想いごと千切って、契った。

私の小指

返してよ……

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