あの空に浮かんだ飛行機雲が
あまりに綺麗で
綺麗すぎて

心も
躰も
全部、全部
消えてしまうかと思った。

あたしの全てを
持っていかれるかと
思うほど


届かない
美しさだった。


そう、
それはまるで
君のように
この手が決して届かない
この世のものではない
美しさ。

飛行機雲



月が霞んでる。

こんなに晴れた夜なのに。

星の光が届かない……。

もうすぐ私の世界は

闇に染まるの。


穴が空いてしまっている。

此処にも。

彼処にも。

嗚呼……、

空を壊したのは、君だったね。

僕の空を。

空、空を。

其の代償に、

君は何を支払うのだろうね??

先ずは逃げられないように

此の、

脚を貰おうか。


あの火の明かりのように

真っ赤になれたなら

少しは 貴女に近づけるかしら??

あの海のように

真っ青になれたなら

少しは 貴女に近づけるかしら??

あの月明かりのように

真っ白になれたなら

少しは 貴女に近づけるかしら??

この線を飛び越えて

貴女に もっと近づくには

どうしたら良いのかしら??

ねぇ。

貴女の考えを 聞かせてよ。

黙ってないで

眠ってないで

私の質問に 答えてよ。

あなたは だぁれ??

わたしは、だぁれ??

すべて 無に還ると思っていたのに。

おかしぃーなぁ。

『必要ないから消えてあげるよ』

あの時、確かにわたしは 消えた。

なのに。

なんで??

まだ消えていないの??

なんで??
何で。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。何で。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。なんで。ナンデ。何で。

なんで...


わたしはただ、還りたいだけなの。

だって

この世界

痛みしか ないんだもの。

| ホーム |


PREV PAGE«  BLOG TOP  »NEXT PAGE